ピアノのレッスン、楽器はどうしよう?
どんな楽器を用意したらいいのかしら?
ピアノをちゃんと習い始めるには、ご自宅にキーボードかピアノが必要になります。
もちろん、本物のピアノがあったほうがいいのですが、なかなか、金額もかさみますね。私の経験からして、ビギナーとして始めるのであれば、あまりこだわらなくても、まずは予算に合わせる形でキーボードを買われてもいいと思います。それで、ピアノが好きで続けてゆくとなった時、1年か2年か、それとも3年後か、そのあたりで本物のピアノに買い換えるか、それに近い機能の電子ピアノに買い換えると良いかなと思います。
キーボードと言ってもいろいろあります。61鍵以下のものは、小さくてすぐに使い物にならなくなるので、できればそれ以上のもの(84〜88鍵盤)の方が1年以上使えて便利です。キーボードをのせる台が必要です。調節可能なキーボードスタンドか、椅子に座って肘の高さくらいにキーボードが来るだけのテーブルを用意するといいです。電子ピアノの場合は、ちゃんとピアノの形をしているので、台は入りません。あと低価格のキーボードの場合、ペダルをつける為のジャック(差込口)がついていないことがあります。ペダルは、1年後くらいから、時折使用するようになるので、外付けペダル(サステインペダル)が差し込めるキーボードを選んでおいたほうが良いともいます。ペダルは、単体で必要な時に買うことができます。
中古の本物ピアノを買ったり、ピアノレンタルというのもあります。中古ピアノを買う場合、ピアノの寿命が90年程度であることをまず考慮して、何年に製造されたものかをチェックしておくと良いでしょう。あと、チューニングボード(ピアノの内部)が割れてしまっているピアノは通常修理してもらえないか、修理代で新しいピアノを一台買うより高い費用がかかるぐらいなるので、よく注意してから購入契約する必要があります。ピアノレンタルの場合、月1万円とかの値段で、ピアノを貸してもらえ、将来それを購入したいとなれば、販売額から今までのレンタル料を差し引いた額で販売してもらえます。このあたりの、細かな取り決めは、借りる際に、各楽器屋さんが決めておられるルールをしっかりと確認してください。
もう一つ、本物のピアノは音が近所迷惑だから、という場合、ピアノの中にサイレントピアノという、電子ピアノになる装置を設置することもできます。スイッチの切り替えで、本物のピアノハンマーで音を出すか、センサーで電子音を出すか選択できます。電子音のサイレントピアノで使用する限り、ヘッドフォンだけで音を出したり、普通のキーボードのように音量調節できます。
まずは、インターネットで、いろいろ価格や質を検索してみるのもいいかなと思います。